54.6月下旬の活動記録
 21日は前夜の疲れが残る中で駅前庁舎に登庁し、10時から開催される教育民生常任委員会を傍聴する。この日の委員会に付託された陳情と議案及び協議会の事案は下表の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 陳情03 義務教育国庫負担堅持に関する陳情 教育
陳情04 国の2024年度教育予算拡充に関する陳情 教育
議案39 一般会計補正予算(3号) 財務
議案69 一般会計補正予算(4号) 財務
議案62 国民健康保険税条例の一部改正 市民
議案63 特定保育事業設備運営条例の一部改正 子供
議案64 家庭的保育事業設備運営条例の一部改正 子供
議案65 放課後児童育成事業設備運営条例の一部改正 子供
- 閉会中の継続調査の申し出 -
協議会 No.1 新型コロナウイルス感染症対策関する振り返り 子供
 陳情は毎年行われているものであるが陳情団体である「子どもたちの豊かな育ちと学びを支援する教育関係団体」の構成23団体のメンバーにはPTA全国協議会を筆頭に教育委員会連合会・教育長協議会・退職校長会なども加盟しており陳情を受ける教育委員会や教育長は陳情する側でもあるという構造に気がついてしまった。補正予算では電気ガス食料品等価格高騰緊急支援給付金として3億8274万円(事務費等を含む:以下同じ)、子ども医療費助成事業として4629万円、子ども成長応援給付金として1億2809万円など大型補正である。医療費は高校生まで受診に対し200円の制度を拡大したことには賛成であるが未就学児について200円を完全無料化することはやりすぎのように感じる。私の娘も中耳炎や風邪で病院には良く行ったが200円程度の負担は苦に成らなかったと感じている。議案62号は国保世帯17500世帯のうち特に所得の多い200世帯の保険税が高くなる話、議案63号から65号は子ども家庭庁の発足による条文の修正等であり一つの改正条例で関係する条例の改正をする議案にすればと思う案件である。協議会で示された対策の取りまとめは市の対策本部を6月1日に廃止するにあたり作成したもので公開を前提とした資料は近隣市では作成していないようだが、今後の感染症対策に役に立つ総括でこの様な取組は重要である。
 会議は12時半に終了して遅めの昼食を摂りに行き、午後3時から福祉法人鵬和会のさつき園理事会に出席する。これは吉崎前理事の死去に伴い私が評議員から理事に移行したもので、理事の互選で桂山前理事長を再度理事長に選任した。会議に先立ち施設を見学させていただき状況を確認した。
 帰宅して雑務を処理してから議会だよりの原稿を作成して事務局にメールし、夕方に食事を終えて風呂から出たら図書館から借りてきた「同志少女よ敵を撃て」を読み始める。結構なボリュームがあったので読破し終えたのは翌日に成った頃だった。
 
 22日は読書による寝不足の疲れが残る中で駅前庁舎に登庁し、10時から開催される建設経済常任委員会を傍聴する。この日の委員会に付託された議案は下表の通りで、協議会案件は無かった。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案39 一般会計補正予算(3号) 財務
議案67 工事請負変更契約の締結(サッカー場) 都市
議案68 市道路線の認定 都市
- 閉会中の継続調査の申し出 -
 補正予算では指定ゴミ袋配布事業として2969万円(事務費等を含む:以下同じ)、新型コロナウイルス緊急経済対策費として1億7244万円など大型補正である。9月1日から10月末までを予定期間とする20%ポイント還元については「適切な価格転嫁」が目的でもあり、適切に料金値上げが行われる環境になればと考えるし、事業者が昨年支払った電気ガス代金が25万円を超えていた場合は20万円を上限に費用の20%(1万円未満切り捨て)の支援金を行う制度は多くの事業者が対象となることが予想されるため積算の執行率42%ではなく周知させて多くの方が受給できるようにすべきだという意見には賛成である。議案67号は物価スライド条項の適用による工事価格約2千万円の追加、議案68号は開発行為による市道認定であり、昨年の12月に行った質問でまとめた資料の更新もせねば成るまいと感じていた。協議会が無いので会議は11時半に終了となり、会派室に残って市庁舎整備特別委員会の質問通告書を作成して提出し、昼食を摂って帰宅した後で溜まってしまったHPを更新した。
 
 23日は自宅でインターネット配信を聞きながら議会質問の原稿との差を修正して全文をアップし、その後市内各所で買い物や車のオイル交換などをしてまわる。帰宅して近くの同級生と事務所で遊び回る娘を脇目に見ながら仕事を片づけてHPを更新し、ショートステイから帰ってきた父を迎え入れてから木更津法人会木更津北支部役員会・総会に出席する。今年度の事業について打合せを行う中で年度末に開設される巌根駅東口を盛り上げたいと思ったが、具体的な計画が思いつかず次会の会議まで先送りされることになった。会議終了後の懇親会はノンアルコールで意見交換を楽しみ、帰宅後は早めに床に着いた。
 
 24日は午前2時半に起床して車に荷物を積み込み妻子と供に京都へ向かう。心配していた伊勢湾岸道路の昼夜連続交通規制に関する渋滞も無く午前7時には新名神の土山SAに到着したので朝食を摂り、一般道に降りて道の駅などで時間調整をおこなう。
 カーナビに誘導され誘導看板が目に着かない甲賀の里忍術村に到着し娘のリクエストに従い親子で忍者修行を楽しみ、午後からは信楽で焼き物を見学すると木更津以上に街中に狸の像が多いことに驚かされる。午後3時から妻子が陶芸体験をしている間に睡魔に襲われ、僅かに仮眠して夕方に京都に入る。
 ホテルの近くの駐車場に車を停め、娘を連れて友人と食事に行くという妻とは別れ、京都で仕事をしている地元の友人と京都の酒を楽しんだ。
 
 25日は朝7時からホテルの近くの由緒有る喫茶店でモーニングをいただき、京都市内で会合に出席する妻をホテルに残して娘と供にひらかたパークという遊園地で10時の開園から17時の閉園まで遊び回る。なお、陸上自衛隊木更津駐屯地では市長も出場する木更津トライアスロン大会が開催されているが、もちろん見学に行くことは不可能である。
 関西の遊園地情報を知らないままに出かけた施設は想定以上に広くて混んでおり、真夏日の気温の中で高低差の多い園内を歩き回って疲れていたが、午後7時に妻をピックアップして帰路に着き、刈谷PAに併設されている温泉で汗を流し、帰宅したのは翌2:38であった。
 
 26日は睡眠時間3時間で起床し、事務所に行くと議会最終日に開催される市庁舎整備特別委員会で通告していた質疑に対する答弁要旨が届いていたので対応してメールを送り、その後は昨日までの旅行荷物の片付けや雑件の処理を行う。午後からHPを更新し始めたが、寝不足でパフォーマンスの低下が顕著になったので3時から1時間ほど昼寝をした。
 
 27日は9時に登庁して会派室で庁舎準備室と打合せを行い、10時からは議会改革特別委員会を傍聴する。最初の会議で何から手を着けて行くべきか話し合うために花卉のように多くの資料が準備されていた。
番号 内容 頁数
1 次第及び草刈委員長作成資料 3
2 近藤・重城両議長の諮問に対する議運の答申 4
3 現在の申し合わせ事項 13
4 議会基本条例及び逐条解説 40
5 議会倫理条例及び逐条解説並びに施行規則 19
6 議会基本条例等検証研究会の活動報告 1
7 早稲田大学マニフェスト研究所議会改革度調査2022 38
合  計 118
 事前に118頁の資料を読み込んで来たのかは定かではないが「出来ることから改革を行う」「対象が広範囲なので個々の整理が必要」「前期からの申し送りを解決する」「本市の改革が足りない点を把握する」など良い提案が続く中、草刈委員長がタブレットの活用に言及した。詳細な議論には成らなかったが委員会と委員会の間にLINE等を使用して議員間討論を進めるという手法は画期的だと勝手に解釈していた。なお委員会は次回の開催を7月10日(月)に行うことを決定して終了となった。
 鶴岡議長と市内で昼食を摂り、午後からは基地政策特別委員会を傍聴する。今期も防衛省等に要望書を提出することを委員に確認し、9月定例会最終日に委員会の発議で要望書を取りまとめられるようスケジュールについて確認が行われ、正副委員長による初稿を今月中に作成して来月中に意見を取りまとめ、8月3日(木)に次回の委員会を行うことを決定して終了となった。両特別委員会とも活発に進むことが頼もしい。
 帰宅して私的な作業を進めていると翌日の市庁舎整備特別委員会の質疑に関する調整メールが届いたので対応し、その後にHPを更新していたら昨日活動記録をアップし忘れたことに気が着いた。 
 
 28日は庭のバリアフリー化に向けた第一歩として、この日から作業を始める植木屋さんと8時前に伐採する樹木について打ち合わてから駅前庁舎に移動し、会派室で市庁舎特別委員会での質問原稿を整理する。
 9時半から議会運営委員会を開催し、陳情採択を可決後の所管委員会による発議案の追加日程等を決める。10時からは本会議に出席し今定例会に上程された議案の審議を行い全議案とも可決し、次いで発議案の上程と採決が行われ本会議は10:48に終了となった。続いて休憩も挟まず議会全員協議会(以下「全協」)が開催され10:59に説明が終了となった。なお、発議案及び全協の案件は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
追加発議案 発議08 義務教育国庫負担堅持に関する意見書 教育
発議09 国の2024年度教育予算拡充に関する意見書 教育
全員協議会 No.1 第3期オーガニックアクションプラン 企画
No.2 新型コロナウイルス感染症対策関する振り返り 子供
 全協の内容は委員会で説明されていたので記載しない。同様に総務常任委員会で説明があった行政改革と経営改革の両推進計画についてはメールにて資料配布となっていた。ともあれ全協の終了後、10分間の休憩を経て11:10より市庁舎整備特別委員会が開催された。会議冒頭の風景を千葉テレビが撮影し、委員会には多くの新聞社が傍聴に来る中で最初の質問は通告順で私である。なお、質問の概要は最近思う事に記載するので参照いただきたい。私の質問が終わって午前の部が終わり、午後からは5人の質疑と追加資料である市場調査に関する説明と4人の委員からの質疑が行われ、14:15に委員会は終了した。重城委員長からは前期と同様に理事会制を設け日程や運営を決めたいという申し出があった。収集が着かなくなることの危惧は理解できるが本日も運営が出来ていたように、可能な限り発言権を制限しないための理事会としたい。
 会派室で行政視察等の打合せを終えてから8階に上がり15時から防災室で開催される木更津港まつり資金部会議に出席する。同じ時間帯に市民会館中ホールで新木更津市漁業協同組合の総会が開催されているが兼務できないので書面議決を事前に済ませている。港まつりは4年ぶりの本格開催となり、実行委員会予算約6千万円のうち木更津市が3千万円近い負担金を出す一方、支出では半分を越える3千万円強が安全対策費に出ていく。市議会議員が参加する資金部は520万円の収入を見込む寄付金を企業等から集めて回る仕事で早い組は来週から開始されるのだが、私は今後の日程調整待ちである。なお、実行委員会の予算には実行委員会が打ち上げる140万円の花火しか含まれておらず、スポンサーが打ち上げる約1万3千発の花火には4千万円を超える額が集まっているようだ。港まつり全体では1億円を超えるイベントである。
 資金部会が終わり15時50分からかずさ水道広域連合企業団議会に出向している4人の議員で来年に迫っている水道料金改定とその前段である広域連合ビジョンの事前説明を受ける。これは来月21日の事業運営懇話会の前に意見や質問を吸い上げるために各市別に行っているもので、木更津市だけは料金が改定されず他市では値上げが生じうると想定される事案であり私からは幾つかの資料追加を要求させていただいた。内容については8月31日に予定されている水道審議会の答申が出るまで公開できないので残念ながら記載は以上とする。
 濃厚な一日を終えて17時半過ぎに帰宅すると、樹木を切り払ったお陰で玄関までの空間が広がりサッパリとしていた(右の写真は翌朝撮影)。
 議会最終日であるがお疲れ様会も無いので仕事を片づけ夕食後に事務所に籠もってHPを更新していたら20時を回ってしまった。とても充実した内容の濃い一日であった。
 
 29日は朝8時15分に迎えに来ていただいた齊藤秀樹議員の車に乗り鶴岡議長とともに袖ケ浦市役所に行く。粕谷市長に市長室から発見され袖ケ浦市の佐藤前議長とともに市長室を表敬訪問して雑談を行い、9時過ぎに集合した清風会の皆様と合同で東京ビッグサイトで開催されている自治体・公共Week2023の見学及び講演の視聴に行く。
 袖ケ浦木更津連合となったのは人数が10人を越えると団体登録が可能となり駐車場の使用などのメリットが出るからである。受付を済ませて団体を解散して見本市が初めてとなる齊藤・鶴岡の両議員とともに便利であるが導入コストの捻出が大変そうな多くのサービスや商品を見て回る。
 少し早めに昼食を済ませ会場前に集合し12時半から開催されるスマートシティセミナーを聴講する。「NAVYA ARMAを活用したまちづくり」と題した茨城県境町の川上地方創生課長による無人運転バスの実証実験の状況と、「国家戦略特区加賀市のスマートシティ構想」と題した石川県加賀市の山内最高デジタル責任者による取組事例の解説を聞く。後者についてテレビの特集番組で見て気になっていたのだが、想定以上に境町の取組が面白く袖ケ浦の議員たちは会派で視察に行く計画を立て始めていた。若い町長による決断の早さとふるさと納税で裏打ちされた財源で世界最先端の取組が茨城県で起きていることは確かに興味深い。私もスポーツ施設や隈研吾設計建築群を見ながら境町に行きたくなった。
 セミナーが終わり通夜に出席する予定が出来た袖ケ浦の議員に会わせて早めに会場を後にして、木更津組は夕方に再集合して昨日までの議会の慰労も兼ねたセミナー出席に対する意見交換兼懇親会を行った。
 
 30日は朝9時に葬儀に参列し、その後は着替えて市内で所用を済ませて回り、月末なので雑務と私的な仕事の処理を続ける。木更津では暑いが九州などで大雨になっており、梅雨明け間近の災害が心配である。
 
 
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2023年07月上旬の記録