52.6月上旬の活動記録
 1日は9時に登庁して会派室で個人質問の資料を作成し、10時からは委員長として議会運営委員会を開催する。新人議員は委員外議員の藤田・重信の両名だけでなく会派に属している吉田・吾津・松井・安藤・齊藤の5名も傍聴している中で会議を開始した。6月議会には31件の議案が上程され、そのうち1件は初日の議決となるため委員会も開催される。また、一般質問が16人なので日程は次のように予定された。
日時 曜日 時間 項目 質問者 備考
06月01日 10:00 委員会 議会運営委員会
11:00 広報委員会
06月05日 14:00 諸調整 かずさ水道広域連合事業説明
06月08日 10:00 本会議 議案の上程・第38号の大綱質疑
10:40 委員会 教育民生常任委員会
11:05 建設経済常任委員会
11:40 総務常任委員会
13:00 本会議 議案第38号のの審議・採決
13:10 諸会議 会派代表者会議
議員会
06月13日 10:00 個人質問 神蔵 五月 公明党
11:00 永原 利浩 会派羅針盤
13:10 松井 晃治 新栄会
14:10 草刈 慎祐 会派羅針盤
15:30 堀切 俊一 一隅
06月14日 10:00 斉藤 高根 自由民主クラブ
11:00 鈴木 秀子 日本共産党
13:10 近藤 忍 会派羅針盤
14:10 渡辺 厚子 公明党
15:30 齊藤 秀樹 会派羅針盤
06月15日 10:00 竹内 伸江 公明党
11:00 座親 政彦 新栄会
13:10 安藤 順子 新栄会
14:10 佐藤 修一 公明党
15:30 田中 紀子 市民とともに
06月16日 09:30 委員会 議会運営委員会
10:00 個人質問 大野 俊幸 無会派
11:00 本会議 議案の大綱質疑・負託
発議案の上程・採決
11:20 委員会 四つの特別委員会
06月20日 10:00 総務常任委員会
06月21日 10:00 教育民生常任委員会
06月22日 10:00 建設経済常任委員会
06月27日 10:00 議会改革特別委員会
13:00 基地政策特別委員会
06月28日 09:30 議会運営委員会
10:00 本会議 議案の審議・採決
11:00 協議会 議員全員協議会
13:00 委員会 市庁舎整備特別委員会
15:00 諸会議 港まつり資金部会
16:00 かずさ水道料金改定説明
は後日追加になった日程
 来週月曜日のかすさ水道広域連合議会は亀山ダムで現場視察を行うとともに事業継続に向けた職員採用状況等の説明が行われ、木更津市議会からは私以外に斉藤・座親・神蔵の4人が出向するものである。上表では16日に特別委員会の設置が発議されて可決される予定となっているが、その新規の特別委員会も今定例会の間に会議を行う可能性があり、特に市庁舎整備特別委員会は駅前庁舎の方針を説明する場となるので28日までに開催されることは間違えない。従って日程は順次追加になる見込みなので、上表に追記して後日確認できる資料とする。
 日程以外にも継続審査の申し出などの決まり事の確認を行って議会運営委員会は終了する。引き続き広報委員会が新たなメンバーで開始されたようだが、それはメンバーに任せて私は会派室で雑件を処理してから帰路につき、自宅で私的な仕事を終えてからHPを更新した。
 
 2日は本州の南方沖合を通過する台風2号から送られてくる湿った風で梅雨前線が活発になり、強い風の影響でアクアラインが午後1時20分から通行止めとなり、木更津市にも波浪警報が発令される中、事務所に籠もって市役所の各課とメールで連絡しながらディスクワークを行う。
 荒れた天気なので写真は風が穏やかな朝のうちに撮影した水稲の苗を背景とした紫陽花をアップしておく。夜に向けて雨風ともに強くなる予報なので市役所では災害対策に向けた体制が取られているようなので、迷惑にならない程度の連絡に務める。
 気象庁からの発表は今の所無いが、梅雨入りに成ったような天候である。長期的にはこの期間中の大雨と梅雨明けの猛暑と節電対策の双方が心配であるが、その前に明日の午前中に予報される大雨で災害が出ないことを祈るばかりである。夕方になり激しい雨に見舞われる。携帯電話で雨雲レーダーを見ると線状降水帯が発生しているように帯状の降水帯が木更津市を通過していた。雨が弱まるまで事務所で仕事をしていたら外が暗くなってしまった。
 
 3日は朝から雨が強く市内では土砂災害危険地域に警戒情報が出され公民館も避難所として開設される中、事務所に籠もって議会質問の答弁メールを整理し返信を行う。昼になると青空が広がり始め危険な状況を越えたようで安堵しながらアメダスデータを調べてみると2日の0時から今日の12時までの36時間で200.5[mm]の降雨があったようだ。亀山ダム近傍の坂畑は171.5[mm]だったので洪水の心配もなく安堵して午後を過ごした。ちなみに降雨データをグラフにすると下図の通りである。
 
 前日の夕方の激しい雨は木更津だけの現象だったことを確認した。
 
 4日は朝から良く晴れた天気で、午前中に私的なことを片づけ、午後からは娘と自転車に乗って江川総合運動場まで遊びに行く。
 野球場に設置されていたことを4月16日に確認した案内看板がブルーシートで覆われていた。サッカー場などが工事中だからだと思うがトイレの場所を確認できる利点があるので隠すべきではないと思いながら前からの公園に入ると隠されていない看板があった。
 テニスコートの横に残っている地元住民の墓の方に娘が入っていき周辺の竹藪から小さな筍を取ってきてしまった。どうしたものかと思ったが当該場所は民有地で公園の敷地でないので公共物ではなく、捨てるのも忍びないので自転車の籠に入れて持ち帰った。家の近くの市道では鴨が散歩しているし、穏やかな日曜日であった。
 
 5日は災害ボランティア議員連盟の全国組織の総会が午後から議員会館で開催される日であり、本来なら先日の地震災害を報告する役割が与えられていたが地元での会議が重なってしまい残念ながらそちらは欠席である。午前中に私的な用事を片づけ、11時半過ぎに亀山に向かって出発し、国道410号線の工事状況を見学しながら君津で昼食を摂る。会議開始の14時より早く着いたので亀山ダムの中に残る川廻しの跡地を見学に行くと橋の崩壊が進んでおり管理されていないことが解る。
 現在ダム湖内に堆積している土砂を神納橋の下の空間に埋めても本流・枝川の両方とも阻害しないことは明らかなので遠くまで運搬して処分費を払うという処置をしなくて済むのではと思うのだが、観光地となっている亀山湖の景観を阻害するだけでなく、現在の環境で維持されている生態系は破壊される。
 ともあれ午後2時前に亀山ダム管理事務所の会議室に入り、かずさ水道広域連合企業団事業運営懇談会に出席する。13人の議員のうち2人が欠席する中で始められた会議の議題は下記の通りである。
番号 項目
(1) 亀山ダム視察
1 ダム貯水池堆砂状況について
2 滝原:法面対策について
(2) 企業団の技術継承に向けた取組について
(3) 5/11の地震及び6/3-4豪雨の被害状況について
 亀山ダムが供給する小櫃川表流水は水道水源の78%を占めており、将来的には87%まで比率が高まる予定の重要施設であるが、一方で維持管理の54.1%をかずさ水道が負担するため議会では関心が高く、今回は前年の視察の際には議員でなかった榎本議長が対策工の状況を確認したいと申し出て2年連続の亀山会議となったが、私も昨年の視察は予約していた娘の誕生日旅行を優先して欠席したので私的なものを別にすると初の公式視察である。しかし先日の雨で現場の状況が悪く、法面対策の見学はできなかったが堆積土砂の撤去現場を確認することが出来た。
 台船上のバックホウで掘削した土砂を船でヤードまで運搬し、ヤードでセメント改良して脱水し、狭隘な道を4tonダンプで処分場まで運搬するという。土の処理は方法によって単価が大きく変わるので、無駄に金を掛けているとしか感じられない対策にもどかしさを感じているのは私だけのようだ。
 視察を終えてダム管理事務所に戻り、事業継続に向けた職員採用状況の説明を聞く。身分移行をした職員が増え、企業団の職員数157人のうち出向でないプロパー職員が101人に達している。これは県内の水道組織の中で県営水道に次ぐ2番目の規模であり、幹部職員も増える期待が持てるが一方で技術者の新規採用には非常に苦慮しているようだ。公務員試験と異なる採用試験を行うなど今後の対策で多くの職員が採用されることを願う。また157人のうち6人が心の病で長期休暇を取得しており、そのうち4人が20代である。企業団も危機感を持ち若手職員の育成方法の見直しを進めているということだが、若手が活躍する場を造り、実例をPRすることが新規採用に繋がると私は思う。他には災害の状況の説明があったが、豪雨の前には金曜日の昼までに事前放流を行って水位を下げていたということである。基準は24hrで150mm以上の降雨が予想されるとき管理事務所長判断で関係市に報告して行うということであり、今回河川の水位が安定していたのもこのためだったと感謝したい。
 視察を終えて帰路につき、運転しながらハンズフリーで市の職員からの答弁に関する連絡を受け、帰宅後は自宅のパソコンに届いていた大量の答弁案に目を通し、整理を行った。
 
 6日は朝から事務所で議会質問の答弁調整の準備を進め、午後からは私的な仕事の件で打合せを行った後に市内で所用を済ませてから娘を学童に迎えに行き、夜になってメールで届いた答弁案に目を通し、文章を整理して返信した後でHPを更新した。
 
 7日は朝から雑件を処理してから散髪に行き、午後から駅前庁舎に登庁する。会派室で作業を行っていると小学校から電話があり娘の体調が悪いというので迎えに行き、事務所で子守をしながら仕事を片づけ、早めに娘を寝かしつけて録画していた報道番組を見ていた。
 
 8日は朝9時に会派室へ入り待っていた職員と一般質問の答弁の打合せを行い、10時から6月定例会の本会議に出席し議会運営委員長として委員会での決定事項を冒頭に報告する。その後にこの日に上程された議案及び陳情は下表の33件である。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 担当委員会
議案38 一般会計補正予算(2号) 財務 全体
議案39 一般会計補正予算(3号) 財務 全体
議案40 監査委員の選任 総務 -
議案41

議案58
農業委員会委員の任命 総務
議案59 市長等の損害賠償責任の一部免責条例の制定 総務 総務
議案60 付属機関設置条例の一部改正 公室 総務
議案61 市税条例の一部改正 財務 総務
議案62 国民健康保険税条例の一部改正 市民 教育民生
議案63 特定保育事業設備運営条例の一部改正 子供 教育民生
議案64 家庭的保育事業設備運営条例の一部改正 子供 教育民生
議案65 放課後児童育成事業設備運営条例の一部改正 子供 教育民生
議案66 火災予防条例の締一部改正 消防 総務
議案67 工事請負変更契約の締結(サッカー場) 都市 建設経済
議案68 市道路線の認定 都市 建設経済
陳情03 義務教育国庫負担堅持に関する陳情 教育 教育民生
陳情04 国の2024年度教育予算拡充に関する陳情 教育 教育民生
 議案38号は副市長・福祉部長・経済部次長が7月13日から15日までベトナムダナン市を訪問し第8回日越文化交流フェスに出席して木更津市のPRをするとともに介護人材確保に向けたトップセールスを行うもので印刷物等の製作を行うために議会初日での採決を行う必要があるためこの日に採決を行う必要があった。議案上程後に教育民生・建設経済・総務の各常任委員会が開催され、私からは224万円という小規模の予算に対して予備費の流用でなく財政調整金の取り崩しとした理由を確認したところ、新たな事業として議会認定を受けるためという答弁を得た。逆に言えば予備費の流用だと事後の補正予算での反映となるため、議会に対しては丁寧な対応である。なお7人の新人議員は初めての委員会経験であるが誰も質問するものが居なかった。委員会が終了して昼食を摂りながら会派の決め事を打ち合わせ、午後の採決後には会派代表者会議が議長応接室で、議員会が委員会室で開催された。
 会派室で諸調整を行ってから帰宅し、夜にはかずさ青年会議所OB会年代幹事会に監事として出席し、久々に日本訪問を果たしている台湾花蓮青年商会との交流事業の支援について調整を行い、私は日曜日の夕食会に出席することを決めて雨の中でバスに乗り帰宅した。この日に気象庁は関東地方の梅雨入りを発表した。
 
 9日は天気が良ければ保護者の一員としてとして岩根小学校の草取りを行う予定の日であったが、前日のうちに雨天中止の案内メールが届いており、事務所で私的な仕事を処理した後に午後からHPを更新した。夕方に娘を学童に迎えに行き、在宅勤務の妻とともに前日開店したばかりの『KISARAZU CONCEPT STORE』へ見学&買い物に出かける。
 高校生以上は300円の入場料金を払って入場する施設では規格外や売れ残りを購入し安価に販売するだけでなく、入場料金と商品代金の一部を洋服の新たなリサイクルへの取組を行っている企業・団体へ協賛するという問題解決を目指している施設であり、その活動紹介のスペースも設けられていた。
 ブランド別ではなく商品別に整理されている店内では定価の1/4程度で売られているものが多く、妻は買い物意欲が暴走していた。娘に金色のジャケットを合わせようと手に取ると定価が20万円を超えているものが5万円程度で販売されているものだった。直ぐにラックに戻して無かったことにして、結局私と娘のものは何も買わずに妻の買い物が終わるのを待っていた。
 
 10日は8時半に娘を『土曜学級』に連れていき、私は日中に雑用を片付け、夕方4時半に再び娘を迎えに行く。お迎え場所である請西の自性院には紫陽花が咲き、気持ちの良い山寺となっていた。娘と買い物をして帰宅し、夜は報道番組を見て速めに寝た。
 
 
 →
2023年06月中旬の記録