参議院選が終わる
2025/07/21記
 多くの報道で与党が過半数割れに成ると予想されていた通り、昨日投開票された参議院議員選挙は自民党と公明党、更に野党である共産党が議席を減らし、国民民主党と参政党が議席数を伸ばした。連立の枠組みが変わらない限り衆参ともに少数与党という難局になる。
 
 
 
 千葉県選挙区でも過去に自民党2人+立憲民主党1人が指定席であったものが下表に示すように国民民主の小林さやか氏がトップ当選し、次点となる4位には参政党の中谷めぐ氏が滑り込んだ。3位で当選した石井準一氏との差は25930票であり、自民党現職であった豊田俊郎氏は127677票も差をつけられた5位になり、自民党の得票が案分されていた場合は共倒れになっていた。
 
順位 政党 氏名 年齢 得票数
1 国民 小林さやか  41歳  531,580
2 立憲 長浜 博行 66歳 500,096
3 自民 石井 準一 67歳 431,330
4 参政 中谷 めぐ 43歳 405,400
5 自民 豊田 俊郎 72歳 277,723
6 れいわ 山本なつみ 36歳 186,851
7 共産 白石 ちよ 49歳 135,751
8 維新 石塚 貞通 58歳 123,104
9 大薄 裕也 36歳 72,154
10 諸派 小林 修平 34歳 68,363
11 大塚 京子 68歳 24,810
12 諸派 橋本 直久 61歳 22,341
13 諸派 玉元 弘次 63歳 21,569
14 諸派 中野 智彰 48歳 15,380
15 諸派 江田 良将 48歳 9,476
16 諸派 小笠原 裕 62歳 8,652
 
 政局を安定させるためには衆参ともに一定の議員がいる日本維新の会か国民民主党との連立が模索されることに成るだろうし、社会党から村山総理を選んだように前原総理か玉木総理という可能性も否定できないような状況になるかも知れない。
 国政の安定に目をつむれば、自公は下野して民主党内閣のような混乱の後に復活するという手もあるし、有権者は再び勢いで選んでしまったことの後悔を経験するという経過を経て民主主義の怖さを学ぶことも将来の役には立つと思う。それでも野党に任せている間に失われるものが多いので与党には踏みとどまって欲しい。
 
 今回の参政党の「日本人ファースト」というフレーズはシンプルで多くの国民の心をつかんだようだ。新聞やテレビというオールドメディアが外国人も納税していることや犯罪率が高いわけではないことなどを報道しており、参政党の演説会場にも批判のプラカードが出されたが、参政党ファンにはインターネットのニューメディアで主張が繰り返し届けられて正しいものと信じ込み、中には正しいことでないことを理解しながらもスッキリしたいという想いで投票したものも多いだろう。千葉県選挙区だけでも40万人が投票した結果をどの様に考えるべきかとショックである。
 
 既に欧米では外国人排除を掲げる極右政党が一定の得票を得ており、日本にもその流れが来ただけだと考えれば異様なことではないが、現実に日本人だけでは世の中が回らなくなる中で、優秀な外国人を如何に確保するかという戦略が地方自治体にも求められているという認識を私は持っている。今回の選挙でも公明党や社民党は強く外国人排除を批判していたが、多くの人に届いている結果にはつながっていないようだ。
 外国人による交通事故や土地の買い占め、無許可開発などの問題は報道されており、私もいくつか法律改定が必要だと思う事はある。それでも日本では心地よく働くことが出来ないという認識を与えることが無いようにしたい。参政党から人気を奪うために同じような主張をする政党が続かないことを願いながら今回の選挙結果を感じていた。